小島瑠璃子さんの夫の死と経営者の孤独と宿命

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挨拶

皆さんこんにちは、さとまた48です。

本日は衝撃的なニュースがありました。

タレント小島瑠璃子(31)の夫が4日午後、都内の自宅マンションから救急搬送され、その後、搬送先の病院で死亡が確認された。捜査関係者らによると、事件性はない。通報したのは小島で、体調不良で搬送されたという情報もある。警察が詳しい状況を調べている。

小島瑠璃子の夫が救急搬送先で死亡、事件性なし 23年に結婚(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
タレント小島瑠璃子(31)の夫が4日午後、都内の自宅マンションから救急搬送され、その後、搬送先の病院で死亡が確認された。取材によると、事件性はない。通報したのは小島で、体調不良で搬送されたという情

上記のニュースがありました。

また、Twitterでは憶測かはわかりませんが、下記のような情報がありました。

引用 https://x.com/Panamabunsyo/status/1886717953594548305

当然、何が原因かはわかりません。ただし上記の状態を当てはめて推測をすると

  • 経営者の男性は2023年に結婚をした。
  • 利益余剰金がマイナス3億円になっていた
  • その後、自宅で死亡が確認された

というような状態だと思われます。

自死かどうかはわかりません。突発的な体調不良の可能性があります。

このニュースに対して経営者として思う部分があるので記事を書きました。

この記事で伝えたい事

この記事では上記の自死を推測してあれこれと考察する内容ではありません。

上記の記事が私の感情を強く揺さぶったので記載をしています。

このサイトはアフリエイトをしていません。

収益目的ではありません。

不愉快な気分になる人が多い場合は非公開にします。

私は経営者です。

この自死に関しては思う部分があります。

そして、ある程度なぜ経営者が切羽詰まりその選択をするのかが理解できます。

それをこの記事で解説をしようと思います。

経営者の衰退と自死

今回の事件が自死かどうかはわからないです。それを前提として話を進めます。

経営者の自死は珍しい事ではありません。

兵庫県伊丹市にある「岸運輸」で経理を任されていた岸田蓉子が、11億5000万円もの大金を着服した。そればかりか、社長を自殺に追い込み、ウソの借金のカタに自宅まで奪っている。経理担当者の横領事件でここまであくどいケースは稀である。

大阪のオバちゃんが会社社長から奪った「カネ・家・命」 一人で経理を担当し11億5000万円着服 | デイリー新潮
兵庫県伊丹市にある「岸運輸」で経理を任されていた岸田蓉子が、11億5000万円もの大金を着服した。…

こういったニュースになるパターンもありますが、ニュースにならないパターンも多いです。

今回のは小島瑠璃子さんの夫だったのでニュースになりましたが、こういった経営者の自死は結構聞いたりするものです。

そんなに沢山あるわけではないですが、恐らくですが、経営者をしている人は実際に会った事がある人がそうなる事を経験している人は決して少なくないでしょう。

ここから、経営者がなぜ自死を選ぶのかに関しての心理的な部分の解説をさせていただきます。

死者の考えは我々は知る由もないのであくまで推測です。

また、重ねてお伝えしますが今回の小島瑠璃子さんの事件は自死か事故か明言されていないのでわかりません。

私の経営者としての経験で自死を選ぶ経営者の心理を解説するという記事の趣旨をご理解いただけますと幸いです。

全てのビジネスは破綻するようにできている

全てのビジネスは破綻するようにできている。

というのは大袈裟ですが、タピオカブームやキャンプブームなどがわかりやすい例だと思います。

全てのビジネスは4つの段階に分かれるといわれています。

引用 https://globis.jp/article/6695/

コカコーラはどこにあるのか、という疑問はおいておくとして全てのサービスには賞味期限がありそのサービスに依存している会社はこのプロダクトライフサイクルの衰退期に壊滅的な被害を受けます。

我々、経営者もこれは理解していますが会社で新しい利益を生むプロダクトをバンバン開発していくというのは非常に難易度が高いです。

そして82の法則というのがあります。パレードの法則とも言います。

引用 https://repro.io/contents/pareto-principle/

要するにビジネスの全体の利益は2割の商品から生み出されているという事です。

ちょっと難しい話ですが、まとめると

・少数の主力商品が8割の売り上げや利益を生み出している

・プロダクトライフサイクルによりその商品は衰退していく

というのがビジネスの根幹的な法則のようなものという事です。

経営者の全盛期

ビジネスで一発あてると全盛期が訪れます。

文字通り人生が変わる神の一撃です。

主力商品の利益が自分の生涯年収を毎年稼いでくれるレベルです。

私の経験でもまだここまでの商品を生み出してはいません。

わかりやすい例でいうとiphoneとかメルカリとかなんでもいいのですが、ものすごい利益が出る商品を作れれば20代でも文字通り人生が壊れるくらいの圧倒的な富を手にします。

上場すれば数十億の時価総額が担保された資産も手に入ります。

プロのスポーツ選手でも超1流の人間のような感じですね。

全盛期の経営者の心理状態

全盛期の経営者はある意味この地球上で最強の生物です。

当たったことある人はわかると思いますが、月100万でもこのモードになってる人はいます。

それぐらいすごい事なのです。

自分に自信がつきます。また、経営者はモテます。若い状態でこのモードになってしまうともう女遊びが止まらなくなります。(1,2年で飽きる)

経済的な安心感が常にあります。皆さんも預金通帳に10億入っていれば常に毎日安心できるでしょう。

また、住む場所、着る服、身に着けるアクセサリーや車のグレードが上がります。

書いている私自身は年に数千万程度ですが、このモードに突入しました。

人間がこのモードに突入すると、どうしようもなくGucciのマフラーが欲しくなってしまうのです。

停滞期

数十年に続き成功するのは並大抵の事ではありません。

プロのアスリートのように徹底した時間管理等や継続的なインプットが必須です。

私は個人事業主のような小さいビジネスで当てた経験を元に記載をしています。周りにもそっちの方が多いので。

そして、上記のような余韻や遊びは市場の変化に鈍感になります。

当然ですが、どのビジネスにも競合他社がいます。

ビジネスとは、他社との競争です。

会社のブレーンの社長が数千万稼いでいい気分で飲み歩くとインプットや自己管理が狂ってきます。

そして、売り上げが横に推移していきます。

ちなみにですが、真面目にビジネスをしていてもタピオカみたいに顧客の心理や流行の変化、また最近ではコロナのような環境要因でビジネスはあっけなく終了します。

衰退期

ここから売り上げは下がる一方です。

どの会社も売り上げが下がると色々な手段で止めようとします。

  • 新しい商品のリリース
  • 営業活動の強化
  • 既存顧客のリピート率強化

そういった努力も空しく売り上げは下がり続けて損益分岐点を下回ります。

引用 https://www.unchi-co.com/kaigyoblog/kigyo_kaigyo/soneki_bunki.html

損益分岐点を下回るとは、常に赤字が続くという状態になります。

「じゃあ会社やビジネスを辞めればよいじゃん」と思うかもしれませんが、無理です。

  • 従業員の人生も背負っている
  • 様々な施策が当たる可能性がある
  • 起業した会社は思い入れが強い
  • 借入をしているので逃れられない

こういった理由があります。

毎日、笑顔で挨拶する社員や子供が出来た社員がいた場合は本当に無理です。

個人事業主でも家族があなたの収益に依存しているので無理です。

そう簡単に割り切れるものではありません。

誰にも相談できない

また、税理士や弁護士、経営コンサルタントに相談しても無理です。

私の実際の経験や知り合いで士業やコンサルのアドバイスで傾いた会社が上手くいった事例を1社も知りません。

最近のニュースだとuuumは上場廃止しましたよね。

uuumもいい例ですが、無理な時は無理なんです。

資金力があってもインフルエンサーが大量にいても、無理な時は無理です。

家族や友人はビジネスで成功した経営者に尊敬や嫉妬が入り混じっています。

また、男性経営者の場合は家族に対しての威厳もあります。

経営者を選ぶ男性はプライドが高いので、そんな相談をできません。

毎日、破滅が襲ってくる

一瞬で会社が粉砕するレベルの壊滅的な損失のほうがまだいいなと思います。

会社が倒産する時はじりじりとキャッシュが数年かけて減ってきます。

1月 預金 2000万 売上100万 支出300万
2月 預金 1800万 売上100万 支出300万
3月 預金 1600万 売上100万 支出600万
4月 預金 1100万 売上100万 支出300万
5月 預金 900万 売上100万 支出300万

上記のような感じでじりじりとゆっくりとキャッシュは減っていきます。

今まで上手くいっていた広告が当たらなくなり、リリースした商品は誰も買わない、そういった日々が数年にかけてずっと続いてから倒産します。

この時の心理的なプレッシャーは相当なものです。

ここでうつ病を発症する経営者は沢山いると思います。

特に広告や新商品が当たらなかった時の絶望はかなり激しく感情を揺さぶります。上記の例でいうと3月くらいの支出で広告300万打ったけど売上0みたいな状態です。

全盛期の事なんか一切思い出さないくらいには絶望です。

毎日、無力感や社員への罪悪感を感じながら出勤します。

そして最後に・・・

そして、倒産が確定した瞬間、倒産した後、様々な瞬間でそのタイミングは訪れます。

1度破産した人間は再起の事なんか考えられません。

経営者が自死をしようと思った体験談はネットでも沢山あります。

真面目で責任感が強い人がこの世界からいなくなります。

伝えたい事

成功している経営者はTVやyoutube,本やその他のコンテンツで沢山目に触れる機会があると思います。

令和の虎のようなyoutubeでも沢山の成功した経営者が身近に見れる時代ですね。

ただし、令和の虎のオマージュになったマネーの虎というTV番組で出てた社長も沢山破産をしています。

殆どの人が見る経営者は自信たっぷりで成功している人物像だと思います。

ただ、失敗している経営者の方が多いです。

そしてそういった経営者の情報はこういったニュースのような形で我々は知ることになります。

経営というのはリターンは爆発的ですが、その陰にはその競争に敗れた沢山の人がいるという事をなんか上記のニュースを見ていたら書きたくなってしまいました。

以上です。ご観覧頂きありがとうございました。

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