カブアンドってどうなの?私が投資を見送る理由

NISA

あいさつ

仕事、仕事、また仕事、どうもさとまた48です。

最近はリアルの仕事が人手不足により超絶忙しい為、ブログの更新も滞っているさとまた48です。

今回はTwitterで度々話題になるカブアンドについてコラムを記載しようと思います。

カブアンドの最近の炎上

最近、カブアンドが炎上しています。

これは3月17日のツイートですがだいぶバズっていますね。

引用 https://x.com/ib_kiri/status/1901483700048830811

前澤さんはレシートのような長さで反論をしています。

引用 https://x.com/yousuck2020/status/1901855136475152708

この件の要約

この件について簡単にまとめると

・前澤さんはカブアンドを推奨する投稿を連投している(自分の会社の宣伝なので当然)

・上記の投稿の内容に投資的合理性において矛盾が発生している。

・そこを突っ込まれて炎上している。

というのが要約です。

まず、この件に関していくつか前提知識が必要になります。

・カブアンドとは何か

・前澤さんのTwitter

・インデックス投資家の反論

です。それらを踏まえた上で結論を出したいと思います。

カブアンドとは何か

設立年月日
カブアンドは2024年3月に設立されました。

代表者
代表者は前澤友作氏です。

設立目的
カブアンドの設立目的は、「国民全員が株主になる社会」を目指すことです。この取り組みを通じて、経済的な恩恵を広く分け合い、資本主義の民主化を推進することを意図しています。

具体的なサービス
カブアンドでは、以下のインフラ系サービスを提供しています。

電気
ガス
モバイル通信
インターネット回線
ウォーターサーバー
ふるさと納税
これらのサービスを利用することで、利用者はカブアンドを運営する株式会社カブ&ピースの未公開株式を受け取ることができます。具体的には、利用額に応じて株式が付与される仕組みとなっており、将来的な資産形成の機会を提供することを特徴としています。

引用 https://kabu-peace.co.jp/

前澤さんのツイッター

前澤さんのTwitterではカブアンドを推奨する投稿が度々行われています。

会社の代表なので当然ですね。

Twitterだけではなく、度々ユーチューブ等に出演してカブアンドをPRしています。

恐らくですが、ネット毎日触ってる人間への認知はほぼ終了しているのではないでしょうか。

引用 https://x.com/yousuck2020/status/1901250030578884617

インデックス投資家の反論

インデックス投資についてわからない人は下記の記事を参照してください。

一言でいうのであれば、2025年現在は投資において最も合理的な投資方法はすでに確立しています。

これは過去数百年の投資でも革命的な変化です。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)にNISA枠で積み立てと成長株投資を使いドルコスト平均法で毎月一定額を積み立てて資産を形成する

上記がなぜ最も合理的なのか気になる人は上記の記事を参照してください。

これは、もう覆されない事実です。過去のデータが証明した最強の手法です。

そして、NISA枠という譲渡金への非課税の制度が出た事でほぼ確定的になりました。

当然、円高と株安が同時に来れば損失は形状しますが、この手法を論理的に否定してこれよりも合理的な投資手法を提案するのは本当に難しいです。

誰しもが再現性があり、ほぼ確定に株の恩恵を受けられる手法はそう多くありません。

なので、インデックス投資家からは下記のような反論を食らうわけです。

カブアンドが実現したい世界

まず、カブアンドの会社としての問題定義として

・殆どの人は株を持っていない

・株を持っていないので資本主義では搾取される存在である

・なので小額からでも株を持つのが重要

・カブアンドではお金が無い人でもインフラサービスをカブアンドに切り替えるだけで株が貰える

・カブアンドが儲かればみんな儲かる

・だからみんなでカブアンドを使いカブアンドの株を受け取って資本家と消費者両方の恩恵を受けよう!

引用 https://kabu-peace.co.jp/

という理論があります。

個人的にはこの理念は素晴らしいと思っています。

前澤さんの調査だと35兆の利益を日本の企業はあげていて、そのうち20兆は配当金で株主に分配されているらしいです。

なぜ殆どの人が株を持っていないのか

ちなみにですが、なぜ殆どの人が株を持っていないのかは、1990年~2000年代くらいまでは株というのは高い金融商品だったからです。

基本的に株には最低購入金額があります。

安い株だとソフトバンクが200円100株くらいなので2万とかありますが、そもそも株は高かった。

現在でもトヨタの株を購入するには30万、私の大好きな花王は60万程度です。

私は花王の商品をよく使っていますし、花王の株も欲しいですが60万では買えません。

悲しいです。

他も調べてみると驚くくらいの金額の株が沢山あります。

なので、欲しくても株が買えないという問題は2010年くらいまではありました。

この世界のままであれば前澤さんの主張は的を得ていると言えるでしょう。

NISAとインデックス

インデックス投資の歴史と普及
インデックス投資は、2015年頃から個人投資家の間で特に注目を集めるようになりました。しかし、その起源は1970年代に遡り、1990年代から徐々に普及し始めた投資手法です。2015年以降は、さらに多くの個人投資家が利用するようになり、一般的な投資手段として定着しました。

個別株購入の高コストと指数の役割
元々、個別の株式を購入するには、ある程度まとまった資金が必要でした。一方、市場全体の動向を把握するために、複数の株式を組み合わせた指数(インデックス)が利用されてきました。この指数は、景気判断だけでなく、投資の基準(ベンチマーク)としても重要な役割を果たします。

インデックス連動型投資信託の誕生
こうした指数を活用し、市場全体の動きを低コストで追跡できる金融商品を提供しようという発想から、インデックス連動型の投資信託が誕生しました。これにより、投資家は個別株を一つ一つ選ぶことなく、市場平均のリターンを目指すことが可能になりました。

初期の高額販売とその変化
当初、これらの投資信託は銀行や証券会社を通じて販売され、1口あたり比較的高額な資金が必要でした。例えば、数万円から数百万円といった価格帯が一般的でした。しかし、ネット証券の普及に伴い、オンラインでの販売が拡大し、個人投資家にとってアクセスしやすい環境が整いました。

低コスト化とさらなる普及
特に2010年代後半からは、1口100円という非常に少額から日経平均225銘柄に投資できる商品が登場し、インデックス投資の魅力が一気に広がりました。この低コスト化により、多くの個人投資家が市場全体の成長に参加する機会を得られるようになり、インデックス投資はさらに普及を加速させました。2020年頃には、こうした商品が一般的な選択肢として定着したと言えるでしょう。

NISAによる非課税の恩恵
インデックス投資の普及をさらに後押ししたのが、NISA(少額投資非課税制度)です。NISAは、2014年に日本政府が導入した個人投資家向けの税制優遇制度で、一定の条件の下で投資収益が非課税になります。インデックス投資とNISAは非常に相性が良く、特にインデックスファンドを購入する際にNISAを活用することで、得られた利益(キャピタルゲインや配当金など)に対して税金がかかりません。

NISAの普及とインデックス投資の拡大
NISAの導入と拡充により、インデックス投資の魅力が一段と高まりました。2010年代後半から2020年代にかけて、NISAの認知度が向上し、インデックス投資との組み合わせが推奨されるようになりました。これにより、多くの個人投資家がNISAを活用してインデックスファンドに投資するようになり、税制優遇を受けながら市場の成長を取り込む動きが広がっています。

カブアンドvsインデックス投資

ではここで改めてカブアンドの問題定義を見てみます。

・殆どの人は株を持っていない
→NISAの開設口座数は2024年末で2000万を突破しています。多くの人が投資を始めています。

・株を持っていないので資本主義では搾取される存在である
→2000万人を多いか少ないかで定義する必要があります。

・なので小額からでも株を持つのが重要
→オルカンであれば3000の株に1口100円から分散投資が出来ます。

・カブアンドではお金が無い人でもインフラサービスをカブアンドに切り替えるだけで株が貰える
→例えばですが、楽天ポイントやVポイントはポイントで還元していて、そのポイントでそのまま上記のオルカンに投資が出来ます。なので、株を貰わなくてもポイントを貰えば投資が可能です。

・カブアンドが儲かればみんな儲かる
→正しいです。ただし3000銘柄に分散投資しているオルカンほど低リスクで恩恵が受けれるかが疑問です。

・だからみんなでカブアンドを使いカブアンドの株を受け取って資本家と消費者両方の恩恵を受けよう!
→3000銘柄に分散投資しているオルカンで大丈夫。カブアンドが上場して儲かったら日経平均等のインデックスに組み込まれます。

ようするに、インデックス投資家からみるとカブアンドが目標とする世界は既に小額から投資ができるインデックスの投資信託によって実現されている世界だという事です。

また、あえて触れていませんがミニ株のような1株から購入できる制度もあります。

これも2010年くらいから増えてきた印象ですね。

また、カブアンドよりインデックスの投資が優れている部分としては

・分散投資をしている
→カブアンドは1社だけへの投資です。前澤さんが逝ったり業績が悪化して倒産したら0円になります。オルカンは3000社に分散投資をしているのでそういったリスクが低いです。また、投資信託には償還という制度があります。投資信託が解散した場合は元本は保証されます。

・自分で投資金額を決定できる
→カブアンドは利用したインフラによって貰える株が決まります。自分で投資金額と貰える株のコントロールが出来ません。前澤さんのインタビューでは大口の資本と小口の資本の格差を無くす為という理由ですが、金が余っている投資家にとってはデメリットです。投資信託は自分で積立額を設定できますし、余った金はスポット購入で回せます。

・売却ができる
→これも現時点ではですが、カブアンドは非上場株なので売却できません。

・非課税である
→NISAは売却益は非課税ですが、カブアンドはまだ、上場先が決定していないのでNISA枠の金融商品になるかが未定です。

まぁ3分くらい考えただけでも上記のような形でインデックス投資のメリットの方が強いなと感じました。

カブアンドのメリット

ちなみにですが、私は全然カブアンドのアンチではありません。

前澤さんの100万円企画に当たっていたら全てのインデックス投資家の投稿に理論的に反論するBOTのような存在として活躍できる自信があります。

カブアンドは爆発的な成長の可能性がある
→前澤さんも言及していましたが、カブアンドはまだベンチャーです。将来的に上場してさらに大企業になった場合は当然ですが、株価は上がります。10倍100倍になるかもしれません。これは非現実的な話しではありません。ETFの組み込み銘柄になったりすれば市場が買い増し続けます。

前澤さんを応援できる
→100万円当たった人は必ずカブアンドの全てのサービスを使いましょう。人としての義務です。また、前澤さんの起業家としての考えや1000億円を持っている財力に憧れがある人なんかは応援できるチャンスです。

株について勉強できる
→インデックス投資をしている人の中で目論見書や分散している銘柄を全て理解している人は上位の1%くらいかなと思います。カブアンドの決算が発表されるたびに前澤さんの経営者としてのビジョンや株の動き等が勉強できます。正直若い人はこういった機会自体が貴重だと思います。

私の意見

最後に私の意見をお伝えしようと思います。

私は、カブアンドに投資をして・・・

していません。

サービス1回も使っていません。

別に理由があるわけではありません。使う理由も使わない理由も無いかなと感じて使っていません。

これは別で記載しようと思いますが、現在のポイ活はなかなかすごい事になっています。

楽天ポイントとVポイントを使うと毎月1.5万位はポイントで帰ってきます。

私はこのポイ活を徹底的に研究して全ての恩恵を受けています。

カブアンドに変える理由が無いんですよね。

また、私はETFに酔狂しているので1社の株は当面持たない予定です。

持つとしてもテスラやアップル等の株も4,5万で買えますから、カブアンドの株は持たないと思います。

日本の株自体が結構個人的に不信感があります。

世界1の会社も上場廃止する会社も購入できる現代に1社の日本という閉じたマーケットの株を購入する事に強い魅力を感じません。

ただ、個人的な感情としては前澤さんのカブアンドは応援はしています。

合理的にカブアンドで購入した方が良いデータが揃ったら全てカブアンドに移しますが、現在は特に買う予定は無いですね。

ただ、上場は前澤さんは過去の仕事でも経験しているでしょうしほぼ確定に起こると思っています。

また、上場した後は株価は上がりやすいのでカブアンドの株を持っている人が一斉に売らない限りある程度までは上がると思っています。

私は応援はしていますが、メリットが無いと感じるので投資していないって感じです。

楽天も株買ってないですし笑

そんな感じです、では、また!

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